宝林廟のブログ記事
2024 01/01 10:27
昨晩は大晦日恒例の「除夜会(じょやえ)」を午後11時45分から開催しました。夕方からあいにくの雨が降り続いていたので、参拝者の皆さんが鐘楼で梵鐘を撞く様子は写真に収めることができませんでした。梵鐘を撞き終わったら、そのまま帰宅される方もいますが、本堂に上がってお参りに来られた皆さんとは午前0時7分すぎから一緒に「讃仏偈」を読経しました...
2023 12/02 22:57
私たち浄土真宗の寺院が勤める年間行事の中で、宗祖・親鸞聖人の遺徳を偲んで勤める「報恩講」は最も大切な法要です。「報恩講」の「報恩」は「恩に報いる」と読みます。私たちは親の恩、師の恩など様々な恩を受けて生かされています。私たちを救ってくださる阿弥陀如来や浄土真宗の教えを今に伝えてくださった聖人と先人の方々のおかげ(ご恩)で念仏の教えに遇...
2023 11/28 10:04
昨日は大阪の津村別院で行われた甥の結婚式と式後のホテルでの披露宴に連れ合いと長男、次男の4人で出席しました。結婚式が行われた津村別院は本山・西本願寺の別院で、通称「北御堂(きたみどう)」と呼ばれます。それに対して、真宗大谷派の本山・東本願寺の別院である難波別院は通称「南御堂(みなみみどう)」と呼ばれ、両御堂が沿道にあることから、その道...
2023 11/16 17:11
今日の午後、麦川小学校の同級生と67年ぶりに再会しました。その同級生とは現在は天台宗総本山・比叡山延暦寺の仲座(なかざ)を勤めている岩崎惠晢氏です。同級生ですから、以下「君」付けで呼ばせてもらいます。岩崎君の「惠晢(けいせつ)」という名は延暦寺で得度して僧侶になってからの名で、それ以前は「俊明(としあき)」という名前でした。その岩崎君...
2023 10/17 05:25
今年は浄土真宗の宗祖・親鸞聖人ご誕生850年、また来年は浄土真宗が開かれて800年という節目の年に当たるため、本山・西本願寺では「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」が今春、勤修されました。この勝縁に併せて、今月29日(日)に西音寺では「第20世住職継職奉告法要」を勤めることになりました。 この法要は現在の第19世から...
2023 09/25 21:54
『朝日新聞』朝刊総合2面に「時時刻刻」という最新ニュースを解説した欄があります。昨日の本欄に秋のお彼岸の最中でもあるせいか、「無縁墓(むえんぼ)」の問題が取り上げてあったので紹介します。 お墓はご先祖の遺骨が埋葬されていて、お彼岸やお盆にはお墓参りをして、ご先祖を偲び、自身を振り返って感謝の念を表す場所です。ところが、先祖代々継承され...
2023 09/23 20:33
朝から秋晴れの良い天気に恵まれた今日は、お彼岸の中日です。恒例の「秋季彼岸会法座」が本堂で午後1時半から勤められました。その法座の前に午後0時半より納骨堂での読経が、その後1時からは宝林廟での読経が行われました。 今日の宝林廟は読経中に爽やかな風が吹いて、秋の訪れを感じさせ、とても気持ち良かったですが、陽のあたる場所は、まだまだ暑さを...
2023 09/08 22:02
寺の境内の建物のそばに数年前にポットの苗を購入して植えられたルリヤナギが1本あります。南米原産のナス科ナス属の常緑小低木で、日本には鎌倉時代に琉球をへて入って来たので、「リュウキュウヤナギ」とも呼ばれるそうです。花は琉璃(ルリ)色の可愛らしい小さな花で、葉が柳(ヤナギ)に似ているので、その名前が付けられたそうです。木の枝はヒョロヒョロ...
2023 08/16 22:03
今日は寺の中行事の一つである盆法座が午後1時半から冷房設備の整った門徒会館で勤められました。法座が始まる前は、これも恒例の午後0時半から寺の境内地にある納骨堂で読経が行われ、引き続いて午後1時から寺から少し離れた小高い山の中にある宝林廟で読経が行われました。 昨日は台風7号が和歌山県に上陸して近畿地方を縦断した影響で、当地も一日中雨が...
2023 07/28 22:19
前回の本ブログで納骨堂わきの山の斜面が崩落して土砂が納骨堂を直撃して欄干の一部が損壊したことをお伝えしました。県土木の関係者が早急に応急処置をするということで、24日(月)から土木業者による復旧工事が始まりました。 納骨堂わきの現場はバックホウが直接入って行けるような道がないため、納骨堂の隣りの民家の空き地に大型クレーンを入れて、まず...